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ジオン注射

ジオン注射(ALTA療法)とは

ジオン注射(ALTA療法)とはジオン注射は、内痔核(いぼ痔)に有効な治療法の一つです。以前は薬による治療が効かない場合、切除する治療法しかありませんでしたが、近年「切らずに治療する」ジオン注射(ALTA療法)が登場し、出血や痛みが少ない治療法として確立しています。

具体的には、内痔核(いぼ痔)に直接注射し、有効成分である硫酸アルミニウムカリウムとタンニン酸を粘膜内の4つの層に注入します(四段階注射法)。この注射液により痔核内の血液が固まり内痔核を縮小させ、脱出を起こさないようにする治療です。ジオン注射は切る手術と比べ痛みや出血は大幅に少ないですが、注射する深さや角度・位置などを正確にコントロールする必要があり、専門資格を持った医師しか施行できません。

ジオン注射の流れ

前日

手術前日は21時までに夕食を終えて、当日は水分をしっかり摂取してご来院ください。

当日

来院後必要な処置を行い、着替えた後、手術室にご案内いたします。
最初に点滴にて麻酔を行い(鎮静剤)、次いで背中からの麻酔(肛門周囲の麻酔)を行います。麻酔が効いていることを確認してから手術を開始します。
手術時間は10~20分程度です。手術完了後リカバリースペースでゆっくりお休み頂き、問題がないことを確認してご帰宅となります。
手術当日は気分不快や立ち眩みなどの症状が起きることもあるので、自動車や自転車の運転は控え、公共交通機関の利用もしくはご家族の方の送迎をお願いいたします。抗生剤と痛み止めを処方いたしますので帰宅後に服用してください。

注射直後

内痔核はすぐに縮小していきます。注射の針穴から血液がにじみ、最初の排便で出血することがありますが、多くは一時的なもので心配は不要です。

翌日以降

痔核の脱出が治まり、次第に硬化・固定が進んでいきます。排便時に引っかかる感じや違和感が出る場合がありますが、通常1〜2週間で軽快します。1か月ほどで安定し、症状の改善を実感できます。適宜、外来にて治癒経過を確認していきます。

ジオン注射を受けられない方

以下の方にはジオン注射を受けられません。

  • 透析中の方
  • 妊娠中・授乳中の方
  • 潰瘍性大腸炎をお持ちの方
  • 前立腺がんなどで放射線治療を受けたことがある方
  • 小児
  • 全身状態が不良の方
  • 嵌頓痔核を発症している方

術後の注意点

ジオン注射(ALTA療法)の後は、次の点に気をつけてお過ごしください。

  • 当日は水分をしっかり摂りましょう。
  • 入浴は翌日以降にしてください。治療当日はシャワーのみ可能です。
  • 排便は3分以内で切り上げるようにし、長時間力まないようにしましょう。出血がみられることもありますが、ほとんどは一時的です。
  • アルコールは1週間ほど控えてください。
  • 自転車・オートバイの運転や、長時間の自動車運転は1週間程度お休みください。
  • 重いものを持ち上げるなど、肛門に強い力がかかる動作は1週間ほど避けましょう。
  • 香辛料など刺激の強い食品は、3週間ほど控えていただくのが安心です。

起こりうる副作用

治療後には以下のような症状が一時的にみられることがあります。

治療当日 下腹部の痛み、吐き気、血圧の低下などがまれに起こることがあります。
翌日 肛門に違和感を覚える場合がありますが、数日で自然に治まります。
1週間ほど 注射部位の粘膜が硬くなることがありますが、ほとんどは自然に回復します。
1~3週間 炎症によって一時的に発熱することがあります。その際には炎症を抑える薬を処方いたします。

「術後が楽」なジオン注射

治療後に軽い痛みや違和感を感じることはありますが、多くは翌日には落ち着きます。
炎症や出血を予防するために、術後は注入軟膏を使用していただきます。また、薬剤に含まれるアルミニウム成分は、水分をしっかり摂ることで24時間以内に体外へ排出されますので、安心して治療を受けていただけます。

当院で痔の日帰り治療を受ける5つのメリット

1. 周囲に気づかれず通院できる

痔の症状で悩んでいるものの、周囲に知られたくない方は少なくありません。当院は一般内科や消化器内科など複数標榜しているため、肛門科に通っていることが周囲にわかりにくく、安心して受診いただけます。

2. ジオン注射による日帰り治療が可能

ジオン注射(ALTA療法)は切開を伴わないため、痛みは最小限です。鎮静剤と局所麻酔を組み合わせて施術するため、治療後も負担が少なく、翌日には通常の生活やお仕事に復帰できます。

3. 土日も対応可能

平日はもちろん、土日も午前・午後で診療・治療を行っています。平日になかなか時間が取れない方でも、日帰り治療を受けやすい環境です。

4. 外科専門医による安心の治療

当院院長は外科専門医で、大学病院での豊富な症例経験があります。消化器外科・肛門科も得意分野としており、ジオン注射(ALTA療法)も多数経験していますので、安心して治療を受けていただけます。

5. 術前・術後までしっかりサポート

手術前の詳しい説明から、術後の管理まで万全の体制で行っておりますので、安心して治療に臨めます。

軽症のいぼ痔であれば、薬の処方だけで改善することもありますが、症状が進行すると治療の負担や期間が大きくなることがあります。出血や痛み、軽い違和感など、少しでも気になる症状があれば、早めにご相談ください。
当院では内科や胃腸科も併設していますので、まずはそちらを受診しつつ、肛門の症状もまとめて相談いただくことも可能です。