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大腸ポリープ

大腸ポリープとは

大腸ポリープとは大腸粘膜にできるイボのように隆起したものを大腸ポリープと総称します。大腸ポリープの中には腺腫、炎症性ポリープ、過誤腫性ポリープなどに分類されます。その中でも、腺腫は発育とともにがん化するリスクがあり、これを摘出することで大腸がんを予防できます。そのため、当院の大腸カメラ検査では、ポリープが発見された場合、がん化するリスクのあるポリープと判断した場合には、がん予防の観点から日帰りで切除手術を積極的に行なっております。

大腸ポリープの症状について

小さいうちは症状がありませんが、ポリープが大きくなってくると出血を伴うことがあり、血便などの症状があらわれます。そこからさらに大きくなっていくと便秘などの症状を伴うこともあります。
便潜血検査では検査時の便に出血があれば陽性になりますが、ポリープが小さい場合はほとんどが陰性となってしまいます。陰性であれば大腸ポリープの心配がないと判断できるわけではありません。
このように大腸ポリープはほとんど無症状であり、症状が出てからだとその治療負担も大きくなりますので、早期からの定期的な検査でチェックしていくことが必要です。

大腸がんとの関係

大腸がんは、最初から「がん」として発生する場合もありますが、多くは良性のポリープ(大腸腺腫)が徐々に大きくなりがん化するパターンです。ポリープが大きくなるほど悪性化のリスクが高まるため、がん化する前の段階でポリープを切除することが、大腸がんの予防につながります。

大腸ポリープの摘出について

大腸ポリープは、内視鏡を使った治療で切除が可能です。当院では、大腸ポリープの日帰り切除を行っております。大腸カメラ検査で大腸ポリープが発見された場合、検査中に取り除くことができます。
切除で痛みは感じず、所要時間も10~15分程度で済みます。検査中に取り除くことで、患者様の負担も軽くなります。また、後日もう一度大腸カメラ検査をしなくても良いため、事前の下剤内服も複数回必要ありません。
なお、大腸ポリープの数やサイズによっては、入院による切除となるため、その場合は高度医療機関をご紹介いたします。

ポリープの治療方法

コールドスネアポリペクトミー

直径10mm未満の小さなポリープに適応されます。金属製の輪(スネア)をかけて締め付け、電流を流さずに切除します。

内視鏡的粘膜切除術(EMR)

内視鏡的粘膜切除術平坦型のポリープや、コールドスネアで切除できない病変に行われます。粘膜下に生理食塩水などを注入してポリープを持ち上げ、高周波電流を流して切除します。

内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)

大きなポリープや、薬液で十分に持ち上がらない病変に対して行う治療です。薬液で粘膜を浮かせた後、専用の電気メスで粘膜下層を少しずつ切開しながら病変を丁寧に取り除きます。入院が必要となるため、適切な医療機関を紹介します。

ポリープ治療後の注意点

大腸ポリープ摘出後は当日中にご帰宅が可能ですが、安静を守り早めの就寝を心掛けましょう。以下の点にご注意ください。

脱水や低血糖予防

下剤内服や食事制限といった大腸カメラ検査の事前準備によって、検査後に低血糖や脱水に陥る恐れがあります。
そのため、検査後は医師の許可が出たら速やかに糖分や水分を補給してください。

食事

治療当日の食事は消化しやすいものとしてください。また、術後数日間は、高脂肪な食品や香辛料の摂取は避けてください。

飲酒

アルコールによって血流が上がるため、出血しやすくなります。術後1週間くらいは飲酒を避けてください。

入浴

治療当日からシャワー浴していただけますが、入浴は数日間控えてください。

運動

散歩くらいの運動であれば、治療の翌日からしていただけます。ジョギングなどの激しい運動や、テニスやゴルフなどの腹部に力が入る運動は、術後から約1週間は避けてください。

長時間の運転や旅行

長時間座った状態が続くと腹部に負担がかかるため、術後1週間は長距離移動を控えましょう。特に、飛行機は気圧の変化によって出血しやすくなるため、乗らないようにしてください。
また、遠隔地で何かあった際に適切な対応ができなくなるため、治療後の出張や旅行の予定は調整していただくようお願いします。